助産師さんが来てくれて命のお話を聞きました。
紙に針で小さい穴を開けた紙を配ってもらい「この小さな穴がみんながお母さんのおなかの中にきたときの大きさだよ」と教えられると「え?こんなに小さかったん?」「手も足も何もないやん!」と驚いていました。その大きさからゴマ、ご飯粒、小豆とだんだん大きくなり手足ができてくることも聞きました。
お腹の中にいるときのイラストを見ながら「赤ちゃんの周り水いっぱいやな~」と言うと助産師さんから「ここは命のお部屋でここでずっと過ごすんだよ」「この水も汚くなったら自分で飲んで、きれいにしてたんだよ」「この時からみんなは自分で考えて過ごしてたんだね~」と伝えられました。「いまはお口があるから自分の気持ちを言葉で伝えられるけど、このころはキックやパンチをして元気だよ!と伝えているんだよ」と聞き、きょうだいがいる子は妊娠していたお母さんを思い出し、「お母さんのおなか蹴ってた~」と友だちと話していました。
赤ちゃんはどんどん自分が外に出るために準備をして、お腹から出てくるときも狭い道を自分で考え、くるくる回りながら出てくるところも実際に人形を使ってみせてもらいました。赤ちゃんが出てきたときには「おめでとう」とみんなで拍手をしました。
実際に妊娠している園の先生のお腹の音を聴診器で聴きました。心臓音が少し聞こえ「雨が降ってる音みたいやな~」「ドドドって聞こえる!」と嬉しそうにしていました。
助産師さんから最後に「みんな 産まれて来てくれてありがとう。 みんなの命は1つしかないから大切にしてね。人を傷つけるのは叩いたり蹴ったりすることもだけど、言葉で傷つけることもあるんだよ」と教えてもらい「人に何か言うときは言葉で伝えるんだよね」と再確認できる機会になりました。